世にも奇妙な券売機の話

時々、「えっ!?」と思うような出来事、起こりませんか?

怒りとか悲しみとかネガティブな感情を引き起こすトラブルは、御免こうむりたい。

しかし、ただ「不思議である」とか、「ええ〜〜??(困惑)」程度ならば、あとで笑い話にできるかもしれません。

 

 

さて、今回のこのケースはどれに該当するでしょうか。

 

 

 

ICOCAを愛用していますが、チャージしようとしたとき。

券売機によっては、ICOCAカードをシューっと入れるやつと下のように置くタイプとに分かれます。

 

コインがたくさんあったので、ジャラジャラと入金したら、するりと100円がすべって姿を消しました。

あれ?どこいった?

先住者あり(5円玉)

 

右の100円玉が私のもので、左の5円玉は誰かの落としたもののようです。

この透明なケースは頑強にくっついており、はずれそうになかったので、駅員を呼びに行きました。

「すみません、ICOCAの入金中に、100円がスキマに落ちたんですけど」

「スキマ?どのスキマ?」

「とにかく来て見てください」

駅員1がやって来て、この状況を見て、まずは透明なケースを外そうとしましたが、外れません。

いちど戻り、何か工具的なものと駅員2を連れて来ました。

うーんうーんと屈強なケースと格闘しています。

100円なのにすみません、な状況ですが、先に入っていた5円玉のことを思えば、そんな奇妙なスキマを作っていた方が悪いのです。

置いてください!と言われたICOCAカード置きスペースには、後ろに謎のスキマがあり、その幅はコインがちょうどきれいに収まるサイズ。

そして、その上には謎のくぼみがあり、その大きさは、コインがちょうどきれいに収まるサイズ。

 

明らかにコインを誘導しているだろう!

 

そんなことを考えていると、駅員1(先輩)と駅員2(後輩)は、

「あ、いけそう!」
「よし、取れる!」
「あれれ、あ!すいませんw」
「おい!ちゃんとやれよ!w」

なんか楽しそうにじゃれあっています。(ように見えた)

 

大奮闘の末、はい、どうぞ!と、無事救出された5円玉と100円玉を駅員2から差し出された私は、金の斧銀の斧よろしく、「これは私のものではありません」と5円玉の方を正直に返しました。

「あ、そうですかー」

駅員1と駅員2が女神様に変身することはなく、私はちょっと可笑しみをこらえながら、ありがとうございましたと言って駅を後にしました。

(雪)

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