食パンを買った日のこと、その辺のお店も見てみよう、となって、娘と2人ブラブラ歩く。
ちょっと寒い日だったので、目に留まったものがあった。
レンガ色に近い朱赤ストール、店のスタッフに勧められて鏡の前で肩にかけてみた。
私の好きな色で、けっこう似合っていると思った。
けれども、ウール地の暖かそうなストールには、花や葉の刺繍が施されていた。
私は素っ気ない感じのものを好むので、うーんと迷い一旦置いた。
そこはインドの品々を扱う店で、服や雑貨などが所狭しと並んでいる。
娘は、レジ横にあったブローチを手にして、これどう?と言う。
革にライオンの顔が刺繍してあった。
私はキツネを外してもらってセーターに付けてみた。
ストールはやめてこれにしよう。
ストールがなんでブローチになるのかはナゾということにしておこう。
(玉麗)