寝る間を惜しんでという言葉があるが、娘は今まさにその心境で新しいことに取り組んでいる。
インターネット上で水墨画・墨彩画を教える、娘の長い間の懸案であった。
そのために1年を費やして勉強し、取り組んできた。
4月からようやく実現の運びとなり、まずはモニターの方々に経験して頂くことになっているらしい。
この世界のことについて皆目わからない私は、手伝おうにもさっぱり手が出ず、彼女の精進をそうっと見守るしかない。
仕事がしやすいように気配りすることが唯一の応援と思って大人しくしている。
思い起こせば私も40年前、そんな時代を経験した。
1人に教えることから始まって、少しずつ人数が増えてゆく喜びと焦り。
人前で手本を描くことは緊張の連続で、こんなに下手なのに大丈夫なんだろうか、と手に汗握る日々であった。
娘の場合、十分に腕を磨いてきた。
教えることのノウハウもすでに会得して、あとは会員が増えてゆくのを待つばかり。
ネット上のことは全く想像できないがきっとうまくいく。
玉麗会40年の伝統がバックについているのだ。
これだけの重みを持ち、かつ新しい分野の進出を企てている会は、そう多くはないはずだ、と1人力んでいる。
新しいことには新しい苦労が付いてくるだろうが、キミならやれる!
私の不屈のDNAが、彼女の中の分身に向かって大声を張り上げている?!
(玉麗)
*4月はモニター期間となりますので、実際のスタートは5月からの予定です。(雪)