愛犬と愛蛙

風太が天へ昇ってから7年が過ぎた。

カエル達がおたまじゃくしの状態で我が家にやって来て、育った3匹がさらにどんどん大きくなった。

スリムは昨年8月31日天寿を完う、風太のもとへ行くと思っていたが、どうやら月へ到達したらしい。

ジャンとマルコは満7歳を迎え、今は仮眠中ながらも元気にエサを食べる。

滅多にないことではあるが、家の中へ迷い込んだ虫たち、および鉢の植物に付く虫たちは彼らの好物である。

トリササミ・ムネ肉・サシミ等を4〜5日毎に与えるが、カエルのおぼっちゃま達は赤い色が好物のようで、中トロをスプーンに乗せると急に活発になってくる。

主の懐具合によるので、月1回が限度ではあるが。

 

伊達男のジャンは毎日欠かさずフロに入る。

一方マルコはテレ屋の臆病者で、ジャンのようにデンとしていない。

私たちが知らない間にコッソリ水に入る。

形跡が残っているので、ア、入ったンダと解るが、毎日は水浴びをしていないようだ。

カエルといえども各々に性格が違うことを、飼ってみて初めて知った。

2017年4月13日・・・ヒジキのような小さな黒いおたまじゃくし達

 

この大量のヒジキの中から奇跡的にすくわれたのが、ジャン・マルコ・スリム

 

4月27日・・・兄弟(?)たちは8匹ほどいたけど、生き残ったのは3匹だけでした

 

5月11日・・・足が出てきた

 

5月15日・・・手足が出てきた!しっぽは、体に吸収されて養分の代わりになるそうです

 

5月17日・・・真っ黒でちっちゃいカエルたち 水の中からついに上陸

 

6月2日・・・ちっちゃ!

 

10月17日・・・踏んづけそうなほどの小ささ

 

風太とカエル達は相まみえていない。

風太が亡くなって3週間ぐらい後におたまじゃくしを持ち帰った。

 

絵描きのスゴイところは、この2者をあたかもそこにいるように、画面の中で構成できることだ。

リビングには、小さなカエルたち3匹と遊ぼうと手を出している風太の絵が掛けられている。

この絵を見るたび、現在のジャンと比べて笑ってしまう。

こんなに小さかったのにナア。

 

風太の命日はひょっとしてカエルたちの誕生日かもしれない。

(玉麗)

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