天気が良い日の午後、娘が大阪城公園へ連れ出してくれた。
シンドくなかったら・・・との心遣いに、大丈夫と思うよ、と自分を励ましながらであったが、まずはお茶をして桃園に入る頃には、陽気のおかげでしっかり歩いていた。
花を求めてだろうか、あちこちでシートを敷き、お弁当を広げたり酒盛りをしている。
大変な賑わいであった。
公園の中で、期間限定・有料の「お花見バーベキュー」が開催されていて、美味しそうな匂いが漂ってくる。
私たちはファミリー4人でお花見旅行を計画していたが、私の体調不良で中止になってしまった。
桜はまだチラホラ咲きであったが、桃は8分通り咲いていた。
グレーハウンドに出会った。
とても性格の良い愛嬌者で、うれし耳になりながら、細い長い手でハグしてくれる。
顔を耳に近づけて何か言ってくれるような素振りが可愛い。
スベスベの絹のような被毛を通して、体温が伝わってくる。
風太もこんな感じだったと思い出しながら、ヨシヨシさせてもらった。
大切なペットを触らせてもらえて、とても嬉しかった。
ハトが落葉の中にクチバシを突っ込んで何やら食べている様子。
あの辺に虫がいるんかも、という私に娘は、何かかなりいい加減に突っついてるよと乗り気ではなかったが、落ちている枝で葉をのけると、アッ何かいるよ!
小さな虫たちがいる。
座り込んで遊んでいる私たちを見て、「木の実を拾う人たち」と勘違いしたのか。2人の女性(外国人)が近づいてきた。
よく聞くと宗教勧誘者達であった。
「木の実を拾う貧しい人たち」と思われたのかも。
腫れた日の外出はなかなかに興味深い。
(玉麗)