セルリアンブルーの語源を娘に調べてもらった。
「caelum」(ラテン語)
「空色」という意味で明るい青のことであるが、色名として英語化した時、わずかに緑色を帯びた鮮やかな青をさす言葉となったとのこと。
私が調べた本には、青プラス緑ではあるが、少しくすんだ青色が載っていた。
私達が使っているローランの顔彩は、日本の色にふさわしい色彩である。
この18色入りを持っていれば、日本のあらゆるものを表現することが可能であるが、玉麗流としてはあまり多くの色彩を使わないので、減ってくる色は均一ではない。
葉や幹は墨で描くことが多く、緑青や白緑は減らない色の代表格でもある。
セルリアンブルーが必要な絵は手本としてはたぶん皆無かもしれない。
(玉麗)