八月尽

ようやっと終わる八月。

残暑は厳しく続くけれど、とにかく今年の夏は終わったのだ。

8月31日のことをさす「八月尽」と言う言葉。
毎月最後の日を「尽」と言うが、2月と8月は寒さと暑さの尽きる日の意味で季語に使われる。
私はどちらの言葉も好ましく思っているので、毎年このテーマで書いている。

地球温暖化が言われて久しく、このところ二月尽よりも八月の方がよりほっとする。
と言うよりも、力尽きるとの意味が深い。
40度を越す日がやって来るなど、想像もしなかったことだ。

9月1日になれば、気温が急激に下がり秋がやってくる訳はない。

けれども、9月という言葉の響きに虫の音を重ねると、涼風が吹き抜ける気がするのは私だけの思いではないだろう。

日本人は特に秋を愛でてきた。
それはきっと、五穀豊穣を願ってのことであろうが、それだけではない。

秋が醸し出すすべての情感を、あらゆる芸術に昇華させる能力を持った民族だから、と思いたい。

秋の絵の手本色紙描きましたよ。
わが家の洗面所に、額に入れて掛けました。
来年の分ですが、お楽しみに。

(玉麗)

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