A君に年末掃除の手伝いに来てもらった。
彼は大学生で、玉麗会で水墨画を学んでいる。
研究会に出席したいけれど、アルバイトぐらいではお金がないので・・というので、じゃあウチでもアルバイトしてくれる、と。
約束した日にオートバイでやってきたAくんは今日は寒いです、と震え上がっていた。
早速、天井拭き・エアコンのほこり取り・電灯の汚れ拭きと、次々とこなしてくれた。
時計の時刻合わせなども気を利かせてくれて、掃除機をかける手つきも慣れたもの。
日頃から家庭で、いろいろと家事手伝いをしていることが窺える。
人懐っこい好青年である。
お弁当を買ってきて昼食、午後からは台所の掃除に取りかかる。



フライものをしないとはいえ、台所は油で汚れている。
壁や戸棚の扉を洗剤で拭き、仕上げにぬれ雑巾をかける。
電灯を念入りに拭いてくれた。
掃除というものはキリがない。
この辺で終わりにしないと疲れると判断した私は、お茶の用意をした。


Aくん、今日はおかげでキレイになって、清々しくお正月を迎えられますよ。
夕方、夕食の用意をしようと台所の電灯をつけたら、アラッ 明るい!
油がついて黒ずんでいたのが取れたのだろうか。
台所全体がフレッシュで、扉などを触るとスルスル、ベタつきがきれいに取れて、改めて、掃除するといいことあるナアと感動。
Aくん、ほんとに御苦労様でした。
ありがとう。
(玉麗)