石蕗(ツワブキ)が満開になっている。この花は、何かの木の元に植えられることが多いようだ。海岸近くの松並木の根方に群生していた風景を思い出す。
仄暗い樹下でマンジュシャゲの赤を見るとドキッとするが、ツワブキの黄色は灯りが点ったようでホッとする。花が少ない季節を彩る貴重な花だ。
ただ繁殖力がこれほど強いとは思わなかった。花が終わったあと種が綿毛になって飛ぶ。こんな所に?と思うような場所に蕗の芽が出たら、たぶんツワブキだ。
生命力も強く、引き抜いてもほんの少し根が残っていたら、また芽を出す。花壇のあちこちから蕗の芽が出てちょっと困ったことになる。
花壇や植え込み(生垣)は手入れしないで放っておくと、ナンデ?と思うようなものが成長する。
雑草ではないのだけれど、ここには要らないものを造園業者に任せきりでは取り除けない。彼らは根を抜かないから、地下で成長して手に負えないようになってしまう。
時々、運動がてらに除草するが、秋と春しかできない。それもせいぜい1時間ほど。私と同じ人間がもう1人いたらナァと思ったりする。いや、今では4、5人必要かも。
今日手本が完成、ヤッターッと思わず口に出る。
Mさんからいただいた「秋満載」の絵も描いた。そして年賀状も!
こんな日は、何でもこなしてしまうスーパーウーマンになった気がする。
これを怪気炎と言うのだろうか。
(玉麗)