朝郊外へ出ると、時間を潰す場所を探すのにひと苦労する。
どこもオープンしていない。
私が3年に1回ぐらい行くか行かないかの店が開いていたが、食べるものがない。
飲み物は紙コップ入りである。
では若い人ばかりかというと、そうでもない。
年寄りもチラホラいる。
こんなところで朝食を摂るのか、私ぐらいの年齢の人が?!
なんとコメントして良いのかわからない。
「そんな時代になってしまった」
と言うしかないだろう。
店は8割方、いやもっと混んでいた。
最近私は2時間の教室が無理になった。
その時は楽しく時間を過ごしているのだが、帰宅後ドッと疲れる。
翌日に響くこともある・
それで1時間だけ顔を出すようにしている。
近くなら調節できるが、車で行くところは途中下車して時間を潰し、遅れて行く。
その場所の確保に苦慮するのが郊外なのだ。
何事にも慣れることが、スムーズに進行する秘訣である。
わかってはいるのだけれど、世の中のスピードが早すぎて、老化しつつある身にはツライものがある。
滅多に行かないスーパーの、レジがガラッと変わっていたら、まずエッ?となる。
セルフである。
後で気がついたのだが、人がいるレジもあったのだ。
そこに目が行かなかった私は、感度の悪い読み取り機と格闘する羽目になった。
係員に3度来てもらった。
隣にいたおっちゃんも何度もスタッフを呼んでいた。
ご同輩がいることにほんの少しの安堵を覚えつつも、アタフタしてしまう。
これで後方に
人が並んだりしたらもうパニックだろうナと思った。
無事レシートが出てきたときはホッとした。
新聞にも同じようなことを書いてあった。
記者の体験談である。
そしてやはり、慣れることだろうと綴っていた。
ドンドン変わる世の中、しかし使用・利用している側が利するようには進んでいない。
たぶん全く逆だろう。
慣れること、慣れること・・・・
この呪文、一体いつまで続くのだろう。
(玉麗)