*画像は、「白木峰(しらきみね)高原」(長崎県諫早市白木峰町)です。
ゴミ屋敷を見る機会があった。
唖然とした、と言うより他ない。
何日も経って、ようやくゴミ屋敷の主について、考えてみた。
もともとは、片付けるのが苦手な人だったのだろう。
あの大量のゴミは、1日にして成ったものではないはずだ。
使わなくなった物がひとつふたつ置いてあったところへ、ゴミの入った袋を捨てるのが面倒でポイと投げた。
植木が枯れたらポイ。
家電の壊れたものもポイ。
もう片付けることはできない、さらにポイ。
近所の人はさぞかし迷惑なことだろう。
鳥や虫の巣にもなっているかも。
こんなところへ、タバコのポイ捨てでもあったらどうなるか。
外がコレなら内も然り、と想像する。
これほどヒドイことにならなくても、片付けるのが面倒な人はいくらでもいる。
使ったものを即、元の場所へ戻すことのできない人は、ゴミ屋敷のDNAを持っていると思って間違いない。
ア、私もその傾向があると思ったら、絶対にタガが外れないように留意すべきだろう。
物が溢れている現代。
アレがあれば便利だろうと、ふと思うことはある。
服はいっぱいあるのに、新しい季節がやってくるとまた手に入れたくなる。
そんな気持ちとお金さえあれば、購入については何ら問題ない。
しかし、その前に要らなくなったモノをルールに沿って処分しよう。
1ツ捨てて、1ツ買う。
これなら、経済の発展にも寄与できるし、何より心楽しい。
風通しも程良く、滞らない。
少しずつ捨てていけば、処分にお金がかかることもない。
ゴミ屋敷。
私の人生では考えられないことと思ってはいるが、今私が消滅したら、ここに在るものは全てゴミ?
恐ろしいことだ。
(玉麗)