三浦しをん「あの家に住む4人の女」
を読んだ。
少し読んでは本を閉じ、またヒマを見つけて読む。
今までは一気読みする方で、分厚い本だと
ドッと疲れることもたびたび。
最近は眼が良くなくて、
そんなことはとうてい出来なくなった。
本の主人公は38歳、刺繍作家。
細かい手先の仕事に夢中になると
夜明けになってしまうこともある。
70歳近い母と、同じ年の友人と
友人の同僚で10歳若い女性。
この女4人が過ごす日常と非日常を
描いている。
けっこうおもしろかった。
物語の中で刺繍の場面がある。
それを読んだから、ということでもないのだが
私も紺色のカーディガンに白の毛糸で
ポイント的に刺繍してみた。
実はこの服はお上がり。
つまり娘が着ないので私がもらった。
紺色では素っ気なさすぎる。
それに丈も少し長い。
こうなったらじっとしてはいられない。
着たい服に変えてしまわないと落ち着かない。
まず丈を切った。
バイヤステープで切り口を処理し、
それが表にひびかないように
刺繍を思い立ったのだ。
縫い終わりは針に糸をクルクルと
巻き付けてスーッと抜く。
これを表に出す方法であるが、
何と呼ぶのかは知らない。
玉止めと呼んでおこう。
紺のカーディガンの裾にグルッと
前の部分にもバツ印のような柄を
刺繍した。
ホホ、いいじゃないの、コレ。
袖が少し長いのが気になるが、
今回はこれでよしとしよう。
(玉麗)