シーサーが好きだ。
沖縄の家の守護神シーサーを好む人は多いらしく(と言っても、そうそう売れるものでもない)、時々であるが個展があったり骨董屋で見かけたりもする。
ずーっと昔、朱色に近い色に塗られたシーサーを、通りがかった画廊の個展で見つけた。
引き付けられる様に近づいたが、すでに赤い丸がついていて、予約された後だった。
同じ様なのを作りますと言ってくれたが、値段を見て諦めた。
Tさんが作ってみます、と言ってくれて何体か受け取った。
飾ってくれるだけでいいと、代金は受け取ってくれなかったので、絵の材料か何かを贈ったように思う。
なかなか愛嬌のある顔で、今も玄関に置いている。
骨董屋でシーサーを2体見つけた。
1体はどこか欠けているということで1,000円でいいと言う。
でも顔が好みではなかった。
もう1体はキリッとして男前であった。
こっちにしますと言ったら、少しオマケしてくれた。
シーサーは獅子、つまりライオンのことである。
獅子舞の獅子も同じなので、手に入れたシーサーをモデルにお正月の絵を描こうと思っている。
どんな絵になるか今のところ全く決まっていない。
(玉麗)