良品を手に入れる難しさ

昨日お茶の話を書いた。
もう少し続きを。

おいしいお茶は、開封時にまず香りを楽しむ。

茶葉を少し贅沢に使って淹れるのは、
お茶の味がわかる人達とのおやつの時間。

1人での食事や休憩時には、茶葉を湯のみに
直接入れるのも、手間が省けていいと思う。

邪道かもしれないが、葉が良ければ
味に遜色はない。

 

いろいろ試して味わうことが出来るようになったのも
近年のことで、若い頃は気にもかけなかった。

これはお茶に限ったことではない。
身につけるものにおいても、同様のことが言える。

Tシャツひとつ例にとっても、私の要求は難しい。

まず着心地。
(生地がおおいに関係する)

サイズ、デザイン、色柄、洗濯の方法、価格。

冬期と夏期でも条件が少し違ってくる。

冬場は甘い撚りの糸がフワッとして暖かい。
夏場は強い撚りがサラサラして涼しい。

これらのことを、長居年月をかけて学習し
何度も失敗し、ようやく見て触っただけで
自分に合うものかどうかの判断が可能になった。

のに、ついうっかり気を抜いてしまうこともある。

そういうモノはすぐあげてしまうので、
私の手許に残っているものは厳選された1着となり、
Tシャツと言えど何年着ても試用に耐えるし、
飽きもこないスグレモノである。

Tシャツは触れて判断が出来るが、
お茶はアルミ封されている。
当てものをするよりも難しい。

値段の張るものが一等良いとは言えないと思う。

なぜなら、高級品は消費する人が少ない。
つまり回転していないかもしれないのだ。

何事も本質を極めるのは、難しいのひとこと。

(玉麗)

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