昨年は4鉢あったが、息子の家の庭に1鉢持って行った。
現在3鉢、今年もわが家の診ない側はルリマツリで飾られている。
この花の花期はとても長い。
5月から咲き始め、うまくいけば11月まで、半年間も次々と青い小花の房をつける。
咲き始めは薄いブルー、次第に濃くなって散り際には瑠璃色に。
花を支える萼(がく)に粘着質のものが出ていてベトベトするため、他の花のようにハラリとは落ちない。
何個かがひとまとめになり、風にユラユラしているうちに落下するが、葉についたり、隣の植物にくっついたりして、たくさん咲く割には下に落ちてこない。
太陽と水が大好き、たまに肥料も与えるが、わが家のベランダは彼らの最も好ましい環境のようだ。
別の場所でこれだけ多くの花をつけたルリマツリを見たことがない、と大いに自慢している。
私はどうやらこの花に魅入られているようだ。
目覚めると扉を開け、かの花を見る。
昨日の夕方水をやっておいたが、夜の間に花達はビールをあおるように水を吸ったようだ。
たっぷり水をやり、花がらを取る。
花の背が高いため、イスに乗っててっぺんの咲き終わった枝をハサミでチョン。
かの花は私の世話に礼を伝えようと、懸命に花を咲かせる。
今年もまた、瑠璃色に染まりながら、暑い夏を過ごしている。
(玉麗)