ルリマツリに魅入られていると先日書いたが、それはどうやら真実ではないかと思い始めている。
私は身につけるものの色が年代によって変化してきた。
若い頃はモノトーンを好み、すぐ青系に移行した。
鮮やかな青を好んで着たような記憶がある。
次にベージュ、アースカラー、初老と呼ばれる頃初めて赤を身につけた。
その後ピンク系に目がいくようになった。
折しも流行色がピンクだったからで、2年後には落ち着いた。
昨年あたりからブルー系の服ばかり見ている。
ルリマツリを育てるようになって3年目。
この花の移りゆく色の美しさは、私の脳みそがブルーになったかと思えるほどの力を持っていた。
何しろ半年近く、毎日毎日青が私に語りかける。
決して強烈な色ではないのに、青い熾火(おきび)のように心の中に染み入って、消えることがない。
スモーキーブルー・ブルーグレイ・瑠璃色・・・・・
衣装ケースの中も青い色に染まりつつある。
(玉麗)