延々と、ルリマツリ(前編)(+動画アザミ)

(*今日の動画は記事の最後にあります)

わが家のベランダはいつも賑わっている。

特に春から夏にかけての、まだうだるような暑さのない時期、花も、野菜も、そして集まってくる虫達も多彩である。

蝶や蜂は常連だが、変わったところではウドンゲの花(クサカゲロウの卵)やゴミかつぎ虫(クサカゲロウの幼虫)などがあげられる。

ピーマンの葉陰をゴミかつぎが、体より大きな量のゴミを担いで移動しているのを娘が見つけ、ホラ、ホラとなった。

本当、ゴミとしか思えない。いやゴミを体の上にのせているのだから、ゴミだ。やっぱり虫だ。ややこしい。

ゴミのフリしてけっこう獰猛なヤツで、アゲハの子を襲ったりする。ピーマンの葉を食べに来たのではなくて、ピーマンにつく虫を狙ってやってきたのだろう。

その、ピーマンであるが、花は咲けども実は成らず、もう抜いてやろうと密かに思っていたところ、ようく見ると2ツ実があった。

その後も次々と花が咲き実を結び、小さなピーマン坊やが10個ほども成っている。隣に置いてあった尻腐れトマトの運命を見て、性根を据えたのではないかと推察する。

 

さて、ルリマツリのことをまだ書き足らぬ。

枝に咲いている花はいくら賞賛しても終わりに成らない。しかも、落ちた花の残骸が、執心を掻立てる。

ルリマツリの木の根方に、落花を集めて置いている。それが2日経っても未だ色褪せず、青い埋火(うずみび)のように発光している。

ルリマツリはハラハラと散り落ちない。粘着性の萼(がく)がくっ付き合い、青い蝶が蜘蛛の巣に囚われたようにユラユラ揺れながら、力尽きた頃、地上に降りる。

わが家の花達は、咲き終わったと私に判断されると、ハサミで切り取られるか、手で摘まれる。しぼんで汚くなるまで放置することはない。

花達は種をつけると完結するので、ずっと放っておくと花が咲かなくなる。ダラっとなった時点で取ってしまうのがコツなのだ。

しかし・・・ルリマツリだけはちょっと勝手が違う。(後半へ続く)

(玉麗)

「水墨画3分ムービー:100回シリーズ」
第4回はアザミです。(2分26秒 音あり)

もう一度再生して見たい場合は、動画が完全に終了してから、左上に出ている、丸窓の(ちょっと小さくてわかりにくいのですが)黒い龍の顔のアイコン(印)を指でポンとタッチして下さい。
そうすると、ベベロッカチャンネルのホームページのような画面が出るので、(YouTubeのウェブサイトに飛びます)そこから好きな動画を選んで見ることができます。

動画が完全に終了すると、関係ない動画のお知らせが画面に残る場合が有ります。
そのままクリックすると関係ない動画が始まって「何これ?」となってしまいますので。

アザミは、すでに動画で見たことがある方もおられるかもしれません。
(2つの動画のうち、下の方が古いものです)

 

こちらは、2014年に作ったもの。
(2分56秒 音声なし)
描いているのは、雪です。葉っぱの描き方が上のアザミと少し違いますよ。

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