龍の絵は出来上がった。
線を写して手本用の下図を作る。
玉麗会の皆さんはけっこう上達しているので、最近では下図を作成しない。
娘の助言を取り入れてのことだが、そのほうがのびのび描いてくれるので、思わぬ傑作が出来上がったり、ちょっと笑えるデフォルメがあったりする。
しかし、龍は12年に1度の難ものである。
龍のイメージを膨らませられない人もいる。
初めて取り組む人もけっこう多い。
今回は下図を作ることにした。
絵は1回きりのものと思われがちであるが、そうではない。
同じテーマで何度も描くことで、思わぬ気づきやアイデアが生まれる。
慣れることも重要な練習方法なのだ。
といっても、この手本は後期の、それも後から2番目くらいに納まるものだ。
少し晴れ間もあったが、今日は陽射しがなく、何となくうすら寒い日であった。
メジロはオスが1度来てミカンを食べていたが、すぐ飛んで、そのあとはシーンとしている。
ヒマを持て余した私はプライムビデオを観た。
テレビ映画3部作だったようで、3時間ほどぶっ通し。
お茶を入れたり、おやつを食べたりしながら。
ジャンの体色が薄くなってきた。
脱皮の準備をしているようなので、暗くしてやった。
私がテレビを観ている間に皮1枚脱いだようで、今し方見ると、もう黒っぽい茶の、いつものジャンになっていた。
明日から教室が始まる。
(玉麗)