見上げると、フェンスに絡み付いてピンクのノウゼンカズラが7メートルぐらいまでビッシリ。
毎年咲くが、今年の夏は少なかった。
それが今、咲き誇っている。
こんな上まで登って行けるのはワタシしかいないよ、と言っているみたいに。
大通りへの道すがらには、いろいろな花達に会うことが出来る。
赤のヒガンバナはまだだろうと先日書いたが、そうではなかった。
赤とクリーム色がひとかたまり植えられていた。
いつも反対側の側道を通るので、気がつかなかったのだ。
その近くにも30本余りのクリーム色。
もうちょっと長く咲いてくれたら、と思うがすぐ終わってしまう。
最も赤い方はドキッとする花だから、長くない方が良いのかもしれない。
いつ通っても咲いている花がある。
コバランタナ、小さな花が集まって径5センチぐらいの玉になる。
紫色なので余り目立たないが、1年中咲いているのが強みだ。
白とルリ色のルリマツリを垣根に這わせている家があって、昔はマメに世話をする人がいたのだろう、たくさんの花を鉢に植えて吊るしていた。
今はちょっと淋しくなった。
家々の庭を眺めるたび思うこと。
私が戸建てに住んでいて、もしほんの少しの庭があったなら、季節の花々が途切れなく咲いて、道行く人の目を捉えるだろうナアと。
レモンの木を1本植えて、アゲハの舞う庭にするか。
想像だけは楽しく膨らむが・・・。
(玉麗)