台所のあちこちを触るとスルッとする。
何となく笑う。
大掃除は体力の要る作業だが、この気分のいい状態がしばらくは続くと思うと嬉しくなる。
昨日の今日だから、まだ疲れは表面に出ていない。
心臓のドキドキは3日目ぐらいから薬の効き目が感じられ、少し穏やかになった。
不整脈も前のようにひどくはなくなり、それらから判断して、たぶん大掃除をしても大丈夫だろうとなったわけだ。
息子夫婦の代わりに娘が頑張ってくれたおかげもある。
ジャンとマルコは毛布を2枚折りにして掛け、ヒーター2ツを点けているハウスでぬくぬくとまどろんでいる。
私たちが食事をする時には、ジャンが黒い目でじっと見てくれる。
声をかけるとほんの少し反応するが、基本的には半冬眠なのだろう。
娘の誕生日に息子夫婦から届いた紫系ピンクのシクラメンは、つぼみがいっぱい。
赤い顔したカツオドリが葉の海に群れているようで、面白い。
花の少ない冬期、この花はずうっと咲いてくれて嬉しい。
マゼンタピンクがどんどん濃くなっていくブーゲンビリア。
時折、風に吹かれてポトリ、ポトリ落ちながらも頑張っている。
何かお正月の花を買ってこなければ・・・と思いながらもう少し気温が上がったら、と待っている。
早々と終わった大掃除。
おかげで年末がゆったりと過ぎてゆくように感じられる。
(玉麗)