鳴門ワカメ

ワカメを頂いた。鳴門産である。私は徳島出身なので、ワカメは鳴門の糸ワカメが最高であると、信じて疑わない。

他のものとは食べ比べてみるとハッキリ判別出来るが、そうしなくても水にくぐらせるだけで、海の中でたゆたっている様そのままに、鮮やかに活き活きと蘇るから一目瞭然である。

頂いたその日の夕食は鍋料理だったので、さっそく材料のひとつとして加えた。ほのかな海の香りを楽しませて頂いた。湯通し塩蔵なので冷蔵庫で保管している。

わが家のワカメ料理は酢の物に入れるのが一般的で、相方はキュウリ、ダイコン、キャベツ、ちりめんじゃこなど。味つけはカンタン酢とポン酢でさっと手抜きが多いが、あれば彩りと香り付けにスダチやユズを入れる。

酢タマネギを作りおきしているので、この漬け汁(酢、ハチミツ)にごま油をたらして七味唐辛子を加え、ドレッシングを作ってかけたりもする。タケノコの季節にはもちろん若竹煮も一品になる。味噌汁にも重宝する。

ワカメ自体には味と言えるほどのものはないが、歯触りと透き通るようなつややかな緑色が食卓を豊かにしてくれる。

栄養面でも言うに及ばず、体にいいものを食べていると実感できるのが素晴らしい。

文化サロンのTさんはこのワカメの大ファンで、お仲間達と一緒に大量に取り寄せるのだとか。新ワカメの季節には、そのうちの1人にわが家も加えて頂こうかと考えている。

(玉麗)

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