先日、ある教室で「ヒヤシンスの花言葉は何ですか?」と聞かれました。
私はとっさに思いついたエピソードを話し、「たぶん『うぬぼれ』みたいな意味だったと思います」と答えました。
しかし!
この情報は間違っていました。うろ覚えだったため、あとで調べてみたのです。
私が話したエピソードとは以下のようなもの。
「ギリシャ神話の中で、ナルキッソスという美少年がいて、水にうつった自分に恋をし、うっかり水に落ち命を落としてしまいました。彼の死後、その水辺に咲いた花がヒヤシンスだったのです。また、ナルシストという言葉の語源とも言われているそうです」
ううー、恥ずかしいです。これは正解部分50%くらいでしょうか。
まず、ナルキッソスにちなんだ花は、ヒヤシンスではなく「水仙」でした。
ナルキッソスのエピソードについては、詳しいストーリーを見つけましたので、ご覧下さい。
そして、ヒヤシンスの花言葉ですが、色によっていろいろわかれるそうで、こちらもまたギリシャ神話に由来していたのです。
やはり美しいヒュアキントスという青年がいて、風神ゼピュロスと太陽神アポロンに同時に愛されていました。
ヒュアキントスはアポロンと相思相愛だったようです。ある日、彼とアポロンが円盤投げの遊びをしていた様子を見てやきもちをやいたゼピュロスが、強い風を吹かせました。
すると、円盤が飛んでヒュアキントスの頭に当たり、血を流して死んでしまったのです。
お察しの通り、この彼の流した血から紫のヒヤシンスが生まれたそうです。
このことから、ヒヤシンスの花言葉には、「スポーツ」「競技」というものも含まれているのだとか。
この話もなんとなく知っていました(うろ覚えで)。
ちなみに、ヒヤシンスの方のエピソードは、登場人物がみな男性のような気もするのですが・・・・・知れば知るほど、ギリシャ神話は愛とにくしみにあふれた物語がたくさんあるなと思いました。
(雪)
わたしもヒヤシンスのお話はこちらの冒頭の物とほぼ同じ物で覚えておりました。
昔何か漫画か何かの本で見た記憶があって…違っていたことにびっくりしました。
何を見たのだろう…
佐々木さん
コメントありがとうございます。
有名なエピソードのお話ほど、
その部分だけ強調されて覚えてしまうのかもしれませんね。