この機会の中に入るのは3度目である。
めまいが始まった頃、肩が痛くて手指までシビれてきた時、そして今回の膝痛!
何度体験しても、その都度おそろしいと思う事柄もあるとは思う。
しかしMRIは痛いものではない。
あの狭いトンネルの中へ入れられること自体が、恐怖であるという人もいるらしいが。
私の場合、今回は膝だったので、胸から上は外に出ている安心感もあった。
目をつぶって機械が発する騒音を聞きながら、瞑想していた?
耳には耳栓、ヘッドフォンをつけている。
機械がやや静かになった時だけ、クラシック音楽が流れていることがわかる。
これは交響曲なのか(実はさっぱりワカリマセン)と思ったとたん、又しても騒々しい建設現場のような音がする。
「ハイ、終わりました」と声を掛けられた時、私はボンヤリしていた。
初めてMRIを体験したのは、もう20年ぐらい前のように思う。
やっと吐き気から開放されて、でも又めまいはやってくるかもしれないと、恐れおののきながら。
この時は頭の中を調べる必要があってのことだから、全身トンネルの中へ入れられた。
なんとマア長い25分間であっただろう。
次の日、私はショック熱?を出した。それほどイヤなことだったのだ。
ひょっとして私は数分眠りに落ちたのだろうか。
まさかあのうるさい音の中で?
今回の25分間は、初回とは比較にならないほど短く感じられた。
やはり、3回も体験したら平気になってくるらしい。
しかし、MRI後遺症なんてないのかね。
(玉麗)