動画を作っている。
描くのはもっぱら私で、カメラワークは雪。
もっとも、この組み合わせしかないのだから、選択の余地はない。
コロナ騒ぎで、私達の仕事はアヤウくなった。
別の何かをすると言ったって、今更何ができるだろう。
今までやってきたことをそのまま続行する方法と、動画を配信して様子を見るやり方と二段構えで行こうとなった。
ライブの様子や、神社での即興などをユーチューブで配信してきた。
雪の編集技術は、なかなかセンスがあると私は思っているが、本人は、けっこう大変な作業だし、疑問点など多々あって、余人が「ユーチューブやったらいいのに」と言っても、「ハイ、そうします」とはすぐには行かないと言う。
しかし、もう火が点いているのだ。
これを火祭りにまで昇華させるのか、消してしまうのかは、雪の腕にかかっている。
残念ながら、私はパソコンについての知識がない。説明してくれることをフンフンと聞いても、解らない部分もある。
つまり頼みの綱は、雪なのだ。
彼女も、やり始めたからにはとにかくガンバろう、と思っているようで、肩を凝らし、目の疲れと戦いながら、カメラを回し、パソコンに向かっている。
私が協力できることは、1ツしかない。
今まで蓄積してきた絵の技を生かして、華麗な筆さばきを画面上に披露すること。
アトリエ兼教室はにわかにスタジオに変身。カメラ、マイク、ライトなど諸々の機材も投資して、いざユーチューバーへの道をまっしぐら?!
張り切りすぎて、1日15枚も描いていたら、目がぐちゃぐちゃに疲れた。
歳なんですから、って言葉キライだけど、事実ではあるのだから、マァほどほどに参りましょう。
(玉麗)