モッコウバラ夏仕様

もう15年くらい前になるだろうか。

九州へ旅行した際、阿蘇の花公園で
モッコウバラのトンネルを見て感動し、
ショップで1本買った。

その他のものも何種類か、一緒に
送ってもらった。

それがベランダで2年ほどの間に
いっぱい花をつけるようになり、
鉢では可哀想なので、下に植えてやった。

植栽委員をしていたので、
私が担当していた場所にモッコウバラを主役にして
花壇を作った。

それが今や大木になり、花をつける頃は
通りがかりの人達の目をひきつけるほど、
見事に咲く。

しかし見るからに風通しが悪く、
隣のツツジの上にかぶさってもいる。
思い切って剪定してやることにした。

植栽委員さんに、切った枝は挿木にして
グリーンがない部分に植えますと提案した。

造園業者は、垂れ下がった枝は切ってくれても
内側の枯れた小枝などは取り除いてくれないようで、
もう、すごいことになっていた。

30分もあればと思って取りかかったのに、
2時間もかかった。
太い幹まで枯れてボロボロになっていた。
不要な枝をほぼ取り去って、スッキリ
軽くなったように見える。

さて、切った枝の処理である。
これも大変であった。
ヨーグルトの空箱に鹿沼土を入れ湿らせておいて
2〜3本挿木する。

それが20コ余り。
箱には底にあらかじめ3ツ穴を開けておいた。

わーっ 仕事したゾ。

バカボンのパパ(腕のいい植木職人)から
“それでいいのだ”
って褒められるかナ。

(玉麗)

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