京都の都おどりから、なぜ登山?(前編)

今年も、行ってきました「都おどり」。

昨年につづき、祇園の歌舞練場が工事のため
京都造形芸術大学内の、「春秋座」にて開催されました。

 

昨年と同じくお天気に恵まれ、
昨年と同じく友人Hを誘い、
昨年と同じ時間に待ち合わせ、
昨年と同じ場所でランチをして
昨年と同じく都おどりを楽しみました。

※1年前の都おどりのブログ記事
「都おどり」
(写真も似たような感じ)

 

 

昨年と違うのは、この後。

京都造形芸術大学は、京阪「出町柳駅」からさらに
叡電に乗り換え、「茶山駅」で下車。
徒歩30分くらいの場所にあります。

1年前は、都をどりの後、
まだ少し残る桜を愛でつつ
鴨川まで散歩がてら歩き
少しはやめにお店に入り、乾杯をしました。

今年は、

「叡電で鞍馬まで行けるのかー行ってみようか」(雪)

の気まぐれなひとことで
牧歌的な雰囲気のかわいい叡電に乗り、
終点「鞍馬駅」まで行くことに。

この時点で、まったく鞍馬周辺の情報は得ておらず
鞍馬=名前は有名だし知っている。
行ったことないからとりあえず行こう。
程度の感覚でした。

ほどよく観光客でにぎわう車内。

各駅停車の旅列車、小さな駅、田舎の風景。
久々に味わう開放感です。

「へえー貴船口?鞍馬と貴船は近いのか」

鞍馬駅のひとつ手前の貴船口駅に停車した時、
車内の人がぞろぞろ降りていきます。

「貴船って行ったことないなー行ってみようか」(雪)

の気まぐれなひとことで
貴船口駅で電車をおり、
貴船神社をめざすことになりました。

私はだいたいこんな感じなので、
きちんと計画を立てないとイヤな人とは
きっと合わない。
で、単独行動が好きなのですが、
友人Hはいつも私の提案に「いいね!」と
乗ってくれるので、共に行動するのが楽なのです。

貴船口駅を降りたときの私たちの気分は
最高潮に達していたと思います。

「わービール飲みたいなー」
「貴船神社までバスもあるみたい」
「歩いて27分って書いてる、歩く?」
「気持ちいいし、歩こう」

そして、ビールのかわりに水を買った私たちは
貴船神社へ向かって歩き始めました。

 

涼しいし空気はきれいだし、
お休みの日で気分は開放的だし最高!と、
最初は張り切って先頭を歩いていたHですが、
だんだん無言になり
私も微妙に上り坂になっている道に
少しへばってきました。

貴船神社まで徒歩27分。

やっと到着した貴船神社。
何も書いていない紙を水につけると
言葉が出てくる水占(みずうら)は
ついついやりたくなるおみくじ。

本宮の御祭神は水の神様とのことで、
ここならではの独特のおみくじなのかな。

高野山で御朱印帳を買って以来、持ち歩いているという
Hは、ここでも印をもらっていました。

えんむすびの神様「奥の院」までは
さらにゆるい坂道を歩きました。

お参りもして、さあ帰ろうとなった時
Hが「ここから鞍馬寺へ行ける」と、
山へ向かう道の立て札を指します。

時間は夕方の4時。
日が長くなっているとはいえ、
山へ入る時間帯ではありません。

行き当たりばったりの私ですが、
自然には敬意を払っており、非常に慎重になります。

余談ですが、「クマ注意」の看板を見た時には
大きな声で歌いながら登山をし、
「ヘビ注意」の場合には、棒を振り回しながら歩く。
そういうところも持ち合わせています。

海も山も生き物も好きですが、怖さもある。
自然をなめてはいけないのです。

つづく

(雪)

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