リビングの食卓の上に、青みかん9個が成った木がデンと置かれている。
わずか40センチほどの木なのに、1ツの枝に3個も実をつけている所があって、重そうに垂れ下がっていたので支柱を工夫してつけた。
支柱に直接枝が当たらないように、毛布の切れ端をつけて保護しておいた。
土はたぶん畑の、よく肥えた黒い土。
なので全体の重量は、5キロほどある。
みかん9個だってけっこう重たい。
Uさんはこれを持って300メートルぐらいは歩いたと思う。
教室の近くまでご主人が送ってくれたとのことであるが、ほんと、お手数をかけて、嬉しいけれど申し訳なくて・・・。
実はUさんの家に同じようなミカンの木があって、今年10個ほど成っているというので、
「わあ、いいねェ、見つけたら買っておいて」
と頼んでおいた。
先日メールで「見つけたよ」とメールがあった。
期待していた以上に立派な実をつけた温州みかん、最近はベランダでも育てられる矮小で、実付きの良い品種が出回っているとのこと。
品種改良が進んでいるのだろう。
この実が熟れるのは年末ぐらいか。
それとも年を越すのだろうか。
表皮はツヤツヤでスベスベ、これが塾したらどんな風になるのだろうと想像するのも楽しい。
けっこう美味しかったよとUさんは言っていた。
昨年手に入れたようで、その時すでに4個の実が色づいていたらしい。
Uさんは「プレゼント!」と言ってくれた。
ありがとう、大切に育てます。
実を食べたら、春に花が咲き、また数個の実をつける・・・。
陽当たりはバツグンなので、このベランダを居心地良い所と思ってくれることを祈るばかり。
(玉麗)