見上げるとサルスベリが咲いていた。ピンクと白の2本。そうだ、特別教室でサルスベリを描くナァと思った時、スイと目の前をアキアカネが飛んだ。まだ暑いけれどトンボを見ると、ヒンヤリした気分になる。
南の方で台風が発生しているようだ。空気が少し湿っているのはそのせいだろう。これが通過したら、きっと本格的秋がやってくる。
今年の秋はとても忙しい。12月に控えた展覧会のための後期特別教室、諸々の雑事、実務的仕事。個展の作品づくりは、資料等で娘の手を借りるが、私1人ががんばればよい。
けれども会員達の発表会となると、良い作品を作るために叱咤激励、忍耐も必要、とにかく倍の力が消耗される。一足飛びにその日がやって来たらいいのにナァとさえ思ってしまう。
イヤイヤ、これがあるからこそ、私は、玉麗会は、底力をつけここまでやってこれたのだ。
12月展覧会会場でズラッと並ぶ力作の前で、皆さん、ニンマリ笑い合いましょう。
(玉麗)