後期手本(7月から使用)を
各教室へ持参している。
細かく描き込む絵を手本にしたいと思うが、
なにしろ時間に制限がある。
添削にも時間がかかる。
などなどの理由でどうしても
単体のものが多くなってしまうのは
否めない。
5月2回目は風景で、崖に橋がかかっている図。
皆さん難しいと言いながら取り組んでいる。
花や鳥ならボカシで埋められる所を、
樹々や川など描き込まなければならない。
「あとはよろしく」
笑ってバトン(筆)を渡されたりする。
うれしいような困ったような・・・。
描き込むことはちっとも苦にならないが、
黒々と線のようになっている絵を見ると、
わずかに困惑につきまとう。
そこを何とかねじ伏せて、
とにかく全体でまとまるように工夫する。
風景の添削には腱鞘炎がつきもので、
家に帰ったら貼り薬のお世話になる。
フロ上がりにも貼っておく。
それで何とかやり過ごしてきた。
新しい手本の中にメダカと露草の絵がある。
スッと引くだけで泳いでいる魚を
表現しなければならない。
これも難しい、とても。
時間があまった時、何尾か描いてみて下さい。
(玉麗)