春と秋、寒さと暑さが入れ替わるこの季節は、入眠がスムーズでない者にとってとても厄介な時期である。
昨夜少々蒸し暑かったのでエアコンを1時間セットした。
たぶん、オフになってからしばらくしてまた暑くなり、布団を横に押しやったのだろう。
2時頃パジャマだけの体がゾクッとなった。
目が覚める。
トイレに行く。
冷えた体は綿や麻の寝具では暖かくならない。
ハーフ毛布を上半身にかけ上に薄い羽毛布団を乗せた。
体が少しずつ暖かくなると眠りに落ちる。
その直前、毛布をサッと抜く。
半睡のまま、まるでマジックのようなことをやっている。
そうしないと次には、毛布で体がむれてまた目を覚ます。
ベッドの横には手の届く位置に2枚ほど、温度調整用の寝具が置かれている。
わが家は幸いなことに、太陽さえ出ていれば、南側に干したものがよく乾く。
今日のベランダは満艦飾である。
脚立を出して天袋のものを下ろし、夏ものを上げた。
上の段まで上がると床から1メートル、こんな時はけっこう慎重なヒトなのでまだ事故はない。
しかし、先のことはわからない。
寝具の衣替えはなかなかの重労働だ。
厚手羽毛布団を出す時は、娘に頼ることにしよう。
(玉麗)