夕食後、食器を洗ってまな板をみると、キズのところが黒ずんでいた。先日さつまいもが届いたので、早速きんとんを作った。その時のアクが着いたのだろう。キッチン泡ハイターをかけてしばらく置くと、キレイになった。
わが家の台所はオシャレではない、と娘が言う。確かに、今どきの感じではない。しかしシンクが広くて使い勝手は良い。調理台はホワイトで、壁面は渋目のイエロータイル、上・下の台所用品入れの扉は木のブラウン。そう思ってみると、ずいぶん控えめのデザインではある。
でもちゃんと手入れして掃除をこまめにするから、油汚れやヌメリなどどこにもないし、30年も経っているとは思えない。
まな板をキレイにしたら、調理台にも目がいく。ここにもキッチンハイターをシュッシュッ。10分後拭くと、真っ白になった。
「オシャレなキッチン」には憧れるけれど、「清潔な台所」で十分だと思っている。
台所がスッキリしていると気分が良い。ある日友人が来た時、シンクを見て「片付けた後、拭いてるの?ピッカピカやね」と驚いた。本当のことを言うと、来客時だけそうしていたのだ。以来、毎日夕食後、拭くようになった。
ステンレスのシンクは洗剤で洗って流し、台所用タオルで水滴を拭く。ひと手間かけるだけで、自慢したくなるぐらいピカピカになる。人は、褒めれば動くものだ。
(玉麗)