以前に、カエルとのアイコンタクトが可能だ、と自慢話を書いた。
ほんとにそんなこと出来るの、と友人が言う。
スマホの動画を送った。
びっくりしたらしく、どうやって教えたのと聞かれた。
エサを与える時名前を呼んで、反応したら1つ与える。
知らんぷりなら与えないようにした。
この場合、カエルハウスから出すと気が散るので、ジャンは上のあいた箱型のケースの中、私は真上ではなく斜め上から声をかける。
「ジャン、ジャン、こっち向いて」
と2〜3度言って、上方を見なければやめる。
見たら必ず、1つエサを与える。
それを2〜3日繰り返したら、私がハウスに近づく気配で、ン?と察知するようになった。
「ジャン!」と呼ぶと上を向く。
別の位置へ移動し、
「ジャン、こっち」
と言うと、クルッと向きを変え、声のする方を見る。
私と目が合う。
「ジャン、賢いねェ」
と褒めながら、エサを与える。
娘にも同じことをしてもらう。
条件反射、反復でジャンに教え込んだのだ。
風太に、「お手」「待て」を教えた時も同じ方法であった。
ジャンが他のカエルより知能が高いこと、食いしん坊であること、この2つが揃っていたから可能であった。
同じように育ってきたマルコとスリムはまるで反応しないから、この結論は正しいと言える。
能力が高く、人間になつきやすい犬はもちろんであるが、他の動物でもこの方法でいろいろなことを教えることが出来る。
けれども、カエルが?と多くの人は信じられない。
それをジャンはやってのけたのだ。
エライぞ、ジャン!
(玉麗)