コロナ禍はいろいろなことを生み出す。
私に限っていえば、それはそう悪いことではない。むしろ楽しむべきことだと考えている。
今日、1カ月半放ったらかしの私の頭がサッパリした。
「美容サロン べべ・ロッカ」誕生である。
娘の友人がバリカン(兄が買ったけど使わなかったとかで)を送ってくれた。これで私の頭を刈ろうとの算段である。
しかし、それはあえなくついえた。
つまり、人が使わなかったものはやはり、使えないモノであると判明したからだ。



娘は、ヘコむことなくハサミに替え、チョキチョキと「玉麗刈り」に挑戦。いつも自分の髪を少しずつ切っているとのことで、なかなか手慣れたハサミ使いであった。
とはいえこのアタマ、「刈り上げ」はかなり難しい。耳のあたりを切るのに少々手こずった。で、けっこう時間を要したのだ。
実はケープを注文しているのに、6月上旬まで届かないとのこと。仕方なく大きなビニール袋をかぶり、その上に毛染め時のケープをつけて事に当たった。
所要時間1時間20分は、それなりに長い。私は途中何度か両手を出し、ファンを回し、扉はもちろん開けておいた。
それでも暑い。体から蒸気が噴出しているように感じる。茹でダコになる直前で、何とか終了した。
後で、かけていたビニール袋を点検すると、水滴がついていた。やはり茹で上がる寸前である事は間違いない。「ベベ・ロッカ」のカリスマ美容師に、もう一度お願いしますということになれば、『少しばかり時間短縮を』と付け加えようと思っている。
(玉麗)