うちの子をモデルに

ジャンがモデルのカエルが、リュックを背負って旅に出ている。

もう1枚は、赤い椿の葉に隠れて顔と手を出している。
いずれも新しい企画のための絵である。

この他に、コロナ蔓延時、娘と2人でせっせと描いたたくさんの絵がある。
これらを使ってカードを作ろうと思っている。

上記の最初の2枚はついさっき描き終えた。

小さい絵なので、目を紙面にくっつけるようにして絵筆を動かせる。
寄り目になって、しばらく遠くの方を見ていないと、霞んで見えない。

大きく描いてカードにする時縮小すればよいものを、私は実寸で描く癖が抜けない。
目が悪くなるはずだ。

カエルの色は青にした。
黄色いリュックを背負っている。
リュックにJの字を入れておいた。

ジャンをモデルにしている絵はもう何枚か描いた。
どこへ行っても、無事帰ってこれますように。
想いを込めて描いている。

ジャンは先ほど脱皮を終えた。
彼らはまさに汗をかくように体がテラテラして、長い時間(半日ぐらい)かけて皮を浮かせ、それを口で引っ張り、全部食べてしまう。

そのシステムはエコの極み、1ツの無駄もない。
最近は年のせいかペローンと綺麗に脱げず、ところどころ残ってしまって、かけらが水の中で浮いている。

カエルはしょっ中脱皮するので、とても清潔な生きものだ。

一方、マルコとスリムはニートなので、ほとんど外に出てこない。
脱皮もハウスの中で行われるようで、私達は1度も見たことがない。

年はジャンと同じなので、やはり少し残る。
彼らの水の中にも断片が浮いている。

うちの子は全部オスのようだ。
それゆえ、彼らの子供達を見ることはない。
少々残念ではある。

おたまじゃくしの頃から育てている。

小指の爪ほどしかなかった頃を思うと、今のジャンの大きさは信じられない。
デカくなったものだ。

(玉麗)

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