カエルとアイコンタクト

午前中横になっていて、午後やっと動けるようになる。
外出は病院のみ。

ベランダを出たり入ったりして、外気に触れている。
何とも味気ない毎日であるが、唯一嬉しいことがある。

ジャンが、「おはよう」と声をかけると、こっちをみてくれることだ。

大いに自慢しよう。
言葉がわかる(わかるのではないが、そう思いたい)カエル、そうそういないよ。

他の2匹はちっとも反応しない。
ジャンだけがアイコンタクトをしてくれる。
キリッとした顔の、大きな黒い目が私を見る。
頭の痛いのも、気分が悪いのも、しばし忘れて話しかける。

暖かくなって冬眠から目覚めたのか、よく動くようになってきた。
ジャンにしてみれば、音(私の声)のする方を見上げると、おやつがもらえる、その反応だけのことなのかもしれない。

しかし、いやいやこの子は他のカエルと違う、頭がいい、とベタ褒めされるのも悪くはないだろう。

犬や猫と違って『カエルはなつきません』とネットに記されていたらしいが、そんなことはない。
声を聞き分けることができる能力のあるカエルもいるのだ。
私と娘以外の人の声には身構えて、逃げようとするのが証だ。

今日は少し寒い。
私もまだ本調子ではない。
ベランダ散歩はもう少し暖かくなって、ジャンがウロウロしてもしっかりついて行けるようになってからにしようナ。
スリム、マルコも出してあげるよ。

(玉麗)

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