さすがに疲れが出てきた。
朝、頭が重い、気分が悪い、でノロノロと洗濯を始める。
起きたのも7時前だった。
ほとんど毎日のように外出していたのだから、無理はない。
元気な日が続いていたので、自分の年齢を忘れて行動していた。
不調になって初めて、ア、そうだったと。
しかし、遊び歩いていた訳ではなく、次々と起きる案件に対処していたら、こうなったのだ。
今更・・・であるが。
今日は血圧の薬を処方してもらうため、かかりつけ医へ。
書いているうちに曇天から陽の光が射し、ベランダの花達を、赤・黄・ピンク・緑と照らしていく。
キレイだ。
心と重い頭の中が、少しだけ晴れやかになる。
メジロが来た。
もうミカンないよっ と言っているようだ。
新しいミカンを半分に切って割りバシにさして設置した。
ツイといなくなっていたのに、1羽戻ってきて、盛んにさえずっている。
「ミカン、あるよ」とメスに伝えているのだ。
ほどなくもう1羽やってきた。
2羽で交互についばんでいる。
1羽が見張り、もう1羽が食べる。
2羽でつついている時もあるが、どちらかが絶えず周囲に気を配り。警戒を怠らない。
彼らは春に産卵するはずだから、今頃は巣作りにも忙しいのではないかと想像する。
あの小さい体が入るぐらいのといえば造作もないように思うが、そうではない。
巣は小さいが、クモの巣と鳥の羽根を集めて作るらしいから、収集するだけでも大変だろう。
この近所のどこかの樹の葉の茂みに、そのような貴重な小部屋があると思うだけで、嬉しくなる。
営巣の様子をのぞいてみたいが、それはプロの仕事である。
私達は誰かが記録した映像を見ることができれば、幸運と思わねばならない。
アッ 3羽になった。
1羽は瞬く間に追い払われた。
やはり、彼らにも縄張りがあるのか?
(玉麗)