昼食前に、朝読みかけの新聞に目が行った。
占いのコーナーに
「熱い視線を感じる出来事が」
とあった。
フム、熱い視線ねぇ、そのようなものはトンと途だえて久しいが、ひょっとしたら
『私の絵に憧れて玉麗会の門をたたいてくれる人が増える』
との予言か。
昼ごはんは1人であった。
ン?
誰かに見られているような…。
カエルケースの右端からのぞいてる黒い憧。
ジャンが私を見つめている。
何かちょうだい、と言いたそうな顔で。

そうか!熱い視線とはこのことだったのか。
わかったわかった、後でおやつあげるからね。
どうにもしておかなければならない事が1ツ。
冬が来る前に一。
羽毛布団にカバーをつけること。
ちょっと前の、しまっていた布団カバーを出したらヒモ式だった。
コレってはずれたりして使い勝手が悪い。
それでしまっておいたのだ。
スナップ式に変えればいい、と思い立ったのが1週間前。
手こずるのは覚悟の上だったけれど…。
時間かかりましたワ。
リボンを切る、スナップをつける、12個。
カバーに縫いつける、12ヵ所。
布団のわっかに通りやすくする工夫、これも12回。
裏返しているカバーの上に布団を置き、スナップで止める、やっぱり12回。
クルッと通してファスナーをしめ、両端を持ってパンッ、もう一方も同じように。
あ~~疲れたア。
マッサージ機に座ると5分でグーッと30分間。
ああ、黒い憧の主のこと忘れてた!

(玉麗)