わが家のパスタメニューはもっぱらミートソースで、食べる時に「次は明太子もいいかな」と思ったりするが、やっぱりコレになる。
ミンチ肉は牛・豚合挽き、玉ネギとしいたけやえのきを入れたりもする。
今日は味付けのりをハサミで細く切ってトッピングした。
「今日のミートソース特に美味しい、なんか甘みが違う」と娘が言う。
よくぞ解った。
これはNさんから頂いたトレトレの新玉ネギ。
やはりスーパーで買ったものとは、鮮度が違う。
じっくり煮込んだのもよかったのだろう。
わが家ではミートソースを多めに作って、翌日も使う。
最近オムレツはフワフワが好まれるようだが、ウチのは玉子だけで作るのでしっかりしている。
定番料理には各家庭の味がある。
その家の料理人が作る家庭の味が「ウチの味」になる。
私の料理が美味しいか否かは、娘が決めている。
彼女が美味しいと言うものが、定番になる。
そしてそれは、私自身が美味しいと思う味付けだから、「ウチの味」になってゆく。
料理番組を見たり、レシピ本を買ったりした頃もあった。
けれども、今はもう凝った料理など作らないし、その日によって多少味が違うこともある。
何しろ味見しながら、ほとんど目分量で調味料をポイポイ、早く言えばいい加減な料理でもある。
けれども家庭料理のいいところは、作ってすぐ食べること、材料の出所がわかっていることだろう。
たとえオージービーフだとしても、ちゃんと解っていればいい。
コレどこの?と思って食べるよりは安心できる.
私はあまり外食を好まない。
キライではないが好きとは言えないヒトだ。
自分家のテーブルで、自分が作ったものを安心して食べるのが一番。
タマには、私にはとても作れないような料理を食するのもいいけれど。
(玉麗)