スゴイ人の出であった。
NHKで放映されたとかで周知のところとなったのだろう。入場するまでに1時間と聞いていたが、ウソではなかった。
1,500円の入場券を買うまでに40分並び、それを手に入れてからさらに20分余り並んで、やっと入館できた。
入口辺りは予想通り黒山の人で、先に進めない。
飛ばして次のコーナーへ。ここでも人、人、人。
ケータイをブルブルにしておいたはずなのに鳴った。監視員がスッと飛んで来た。待ち合わせしていた友人は、出口で待っていると早口で言って切った。
入場券だけは手に入れたが、その後の行列に耐え切れなかったらしい。
一方私は、人の頭しか見えぬ絵をとばしとばししているうちに、出口まで来てしまった。
アレマ。
北斎の絵は小さいものが多い。なので、目の良くない私にはどだいムリなのだ。図録を買おう。
それでも「神奈川沖浪裏」だけは見て、出口近くのNHKハイビジョンの席で映像に目をこらした。これで充分ということにしよう。
出口で友人と会い彼女の先導で地下鉄谷町九丁目まで行き、歩いて国際交流センター内のレストランへ。
ここで一息。メインを注文するとあとはいろいろセレクトしてテーブルへ運び、ゆっくりいただく。紅茶・ケーキ・アイスクリームもあり、2時間いて1,800円くらい。広々として音楽ナシがまことによろしい。
そこから歩いて友人の家まで歩き、口内炎にプロポリスをもらって、“しみるーーゥ”とわめき、30後に、“では、帰ります”。途中まで歩いたが、さすがに疲れてバスに乗った。
今朝目が覚めたのは、7時であった。
(玉麗)