新年早々、T君からメールが届いた。1年ぶりじゃないだろうか。
体調を崩して仕事をやめ、療養しているとメールがあってから音信不通になっていた。
新しい職場でがんばっているとのこと、よかった。健康で仕事ができる状態がいかに素晴らしいことかは、失ってからでないとわからない。
彼は貴重な体験をし、その間に書くことの楽しさを覚え、今も執筆活動を続けているとメールにあった。
私も“書くこと”が好きで、T君とは心斎橋大学で隣り合わせに座る仲間であった。終わってからグループでお茶に行った。
みんな忙しくて2人だけになった時も、臆することなくカフェへ行ってパンを齧り紅茶を飲んだ。私は彼の話をよく聞いた。彼もまた私の話に耳を傾けてくれた。
娘や息子と同年代なので、興味の対象は違うことが多いが、“書くこと”で繋がっていたのだと思っている。
メールは娘のパソコンに届き、それをプリントアウトして渡してくれる。
「若い男性にモテますね」と言った娘がリビングを横切りながら、「中年にもシルバーにも・・・」と付け足した。老若男女にファン多しと紹介欄に記入してくれるそうだ。T君、ブログ読んでね。
(玉麗)