家の庭はこまめに手入れすることができる。
しようという志と体力さえあれば。
ベランダの花作りも部屋から出ればすぐできる。
まことにスッキリして私好みだ。
ところがマンションの敷地内の植栽となると、事が大掛かりすぎて私1人の手には負えない。
それでも、住んでいる場所の植物が気になる状態になっていたら、じっとしてはいられない。
昨年理事長の承諾を得て、花壇を作った。
ちょっとした土木工事の体を成していた。
その場所が今満開の時期で、ほんとにきれいだ。
道行く人々がスマホをかざし、立ち止まって見入っている人もいる。
花壇の奥の方にもう5年ほど前に植えたものがある。
ハンカチの木、ニオイバンマツリ、前者は夏の暑さにやられて枯れてしまった。
ニオイバンマツリの方は、茶色の目立たない新芽が出てきた。
植え替えるにはちょっと、と思ったが、明日は雨らしいので思い切った。
しかし、私1人の手には負えるものではない。
娘に手伝ってもらった。
ニオイバンマツリの根方にクスノキが生えていた。
鳥のウンチから芽が出たものと思われるが、60センチぐらいに育っているのに気がつかなかった。
それぐらいひっそりした場所なのだ。
陽もあまり当たらない。
オオゴンマサキを移植した場所へ連れて行こう。
穴掘り、掘り起こしは娘の仕事で、もう何度もやっているから結構手慣れている。
「穴掘りは任せて」と頼もしい。
土木工事(花壇造り)も娘の協力ナシではとても出来上がらなかった。
(玉麗)