八朔

近所の店で大きな八朔(はっさく)が7個650円で売られていた。税込みでも1個100円ちょっと。この大きさなら150円はするのに、と喜んで買ってきた。

夕食後食べると、スッパ〜イ!そうか、だから安かったんだ。
と、早トチリで、ジャムにすると宣言。

表皮をむき、房に分けて包丁で端を切り薄皮をむく。娘が手伝ってくれたので、スイスイ事が運んだ。途中でひと房食べてみると、アレッ美味しいよ。

スッパ買ったのは最初の1個だけだったようだ。でもせっかく皮を取ったのだから、とすぐ砂糖を入れてグツグツ。

アア!キレイな色、ナノハナが鍋の中で咲いたみたい。

ところが、左手の指の間がピリピリ痛い。そうか、左手で表皮を取った。皮からはピリピリ成分が飛び散っていた。

痛い痛い、とわめく私に、マヌカを塗ったら、と娘が言う。スプーンでほんの少しすくい取り、ベタベタと塗った。

ウッ沁みるか?と思ったのは一瞬で、フワンとなった。ピリピリが消えたのだ!
ヘーッ!スゴイね、マヌカハニー。マウイ族は切り傷に塗るというマヌカのエキス。マヌカハニーは希少性だけではなく、有効成分も高いのだ。

ところで八朔ジャムの出来具合は?

ちょっとホロ苦く、色が鮮やかで、パンに塗るのはもちろん、ヨーグルトにのせても美味しそう。

そうだ、休会しているNさんが、毎年この時期はっさくマーマレードを作って瓶に詰めて持ってきてくれたっけ。あれは美味しかった。お店で売ったら評判になるだろうナと思えるほどに。

さてわが家の八朔ジャム、明朝が楽しみである。

(マーマレードは皮も入っています。ジャムは実の部分のみ使用します)

(玉麗)

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