花とオジサン

何歳からオジイサン・オバアサンと呼ぶか、なんてことは問題ではない。

80歳でも90歳でも、花の好きな人は皆オジサン・オバサンである。
もちろん、オニイサン・オネエサンもいるけれど。

私が花壇で花の世話をしていると、そこは広い通路に面しているので、いろんな人が声をかけてくれる。
このマンションの人が多いが、知らない人もけっこういる。
わざわざ自転車を止めて降り、近寄って来てひとことふたこと言葉を交わして行く。

ほとんどの人が、お疲れ様ですとかご苦労様ですと言いながら、花の名前を聞いたり、色がキレイだと褒めたり・・・。

モッコウバラのことを「今まで気がつかなかったけれど、素晴らしかった。来年も楽しみにしています」と言ってくれた人が、会員のダンナさんであったり、今まで一度も話をしたことのなかったこのマンションの住人だったりすると、なんとなく心が温かくなる。

「花はいいですねェ。見るだけで癒されます。特に今はコロナ、コロナで鬱陶しいですから、花のボランティアには感謝していますよ」
オジサン達はトツトツと語り、すぐ去って行く。
オバサン達になると、けっこう賑やかで、持っている花の知識のありったけを披露してから立ち去る。

私は作業の手を止めることもあり、聞き流す時もあり、いずれにしてもひとときの縁を結んでくれる花は素晴らしい。

「ア、コキアですナア」
と言った人がいた。

そうです、昨日植えました。

(玉麗)

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