ヘアーカット流民

自分の頭は自分で処理出来ない。
頭と言うと範囲が広くなる。
髪のことだ。

私はベリーショートなので、美容師・理容師いずれかの人にお世話にならないと、どうにも出来ない。

このようなヘアースタイルになってから私は、お店を転々と移動(流浪か?)することになってしまった。
このヘアースタイルにカットすることがいかに難しいか、思い知ることになろうとは・・・。

理髪店が美容院より刈り上げの技術は上であることを知った私は、最近見つけた店へ4度行った。
しかし5度目はなかった。

あまりにも短かく切られたことが腹に据えかねたからだ。
短かくしないで下さいと言ったにもかかわらず。

その人が他の面において、私の気をなだめる要素があれば、少しは減点が少なくなったかもしれないが、あらゆる点で気に入らなかった。

ではなぜそんな店へ行ったかと言うと、最初は店長が刈ってくれた。
トラ刈りはむろんなく、気に入ったので、ここにしようと決めたのだ。
2回目、3人ほど理容師はいたが店長はいなかった。

一番若いお兄さんが、店長がいないから女性はちょっと・・・と言ったが、“あなたオシャレな人だから出来ると思うよ、やって”と、お願した。

思った通り上手であった。
ここいいナとの思いを強くした。

3度目、カニのような顔付きのお兄さんがカットしてくれた。
オッサン頭になったが、トラ刈りはなかったので、マアいいかと帰ってきた。

ところが4度目も、そのカニ兄さんであった。
あまり短かくしないようにと言ったのにドンドン刈っていって、さらにスキバサミを使おうとする。

「待って!スキバサミ、いりません、髪少ないですから」
と、かろうじて待ったをかけた。

私は25〜30日に1回カットに行く。
しかし、カニのおかげで52日間髪にお金を使わなかった。

今日やっと新たに開拓した美容室へ行ってきた。
左側が少しだけ薄いように思うが、3日もすれば気にならなくなるだろう。

この店は以前1回行ったことがある。
店長がいない日で、小さな顔のお兄さんが担当してくれた。

今回予約の時、その人を指名出来るかどうか聞いた。
可能であった。
私が話せばしゃべるが、賑やかな人ではない。
だから、カットは100%気に入らなくても許容範囲に入る。

やっと落ち着けるかナと思っている。

(玉麗)

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