藤袴(フジバカマ)祭り

雨の中来宅のSさんの相談事は、
「藤袴祭」のことであった。

毎年、梨木神社の萩まつりに参加して
絵はがきなどを販売しているが、
その折に、この祭りにも参加しませんかとの
お誘いがあったらしい。

京都寺町通りはその名のとおり、お寺が並んでいて
繁華街のような賑やかさはなく、
しっとりと落ち着いた町である。

その町で源氏物語に登場する藤袴を並べ、
香りでアサギマダラ(蝶)を呼び、
多くの人々に楽しんでもらおうと始めたのが
この祭りで、今年で4年目になる。

アサギマダラははるばる海を渡ってやってくる蝶。
藤袴の香りを好むとは知らなかった。

藤袴も、花屋で売っているものの多くは
サワフジバカマであるとか。
現在の日本では自生するのに適した環境が
少なくなって、今や絶滅危惧種らしい。

書いている私も、よく目にする花ではないだけに
どんな香りであったか思い出せない。

ともあれ、京都の「革堂行願寺(こうどうぎょうがんじ)」
界隈へSさんと行ってみようと思っています。
(10月11日(木)〜14日(日)まで開催)

(玉麗)

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