フジバカマを創る

先日からフジバカマを描いている。「娘が、描き方をお教えしますのでようく聞いて、見て、参考にして下さい」と冒頭で伝えるので、みなさん目を皿のようにして見入ってる。

今回使用するのは、○○と○○○○。この2ツをマスキングに、群青でボカシをかける。○○をマスキングに使う方法は、きっと玉麗会の特許ですヨとも申し添える。(それに加えて、○○○○を利用するなんて、なかなか思いつかないですよネと誰かが言った。)

昨年、京都へフジバカマを見に行った。その折にカメラに納めてきた花を見ていると、そうだ!と思いついたことであった。すぐ試して見た。ホーッなかなかいいじゃないですか。来年の手本に使おう。となった訳だ。

水墨画は基本的には紙の白と墨の黒の世界。なので、水墨画に向かないテーマは多々ある。

私も昔は「墨だけで」などと固定観念の城に住んでいたが、エーイッと飛び出したラプンチェルのごとく、アレコレ取り入れると楽しいではないかと思うようになった。

マスキングもそのひとつ。白と黒だけでもいいし、色彩アリももちろん好ましい。表現の幅が広がることは素晴らしい。

マスキングで作り上げた部分を、運筆でいかに生かして絵にするか、研究テーマはいっぱい!

(玉麗)

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