昨年の夏の初め頃に、近隣のマンションで孤独死があった。私は今年になって知ったのだが、大騒ぎになったらしい。
その後、あちこちで安否確認について話し合われ、このマンションでも機能している。業者が介入する場合もあれば、住民ボランティアで行うこともある。
今日、管理人室へコピーの用があって行くと、Mさんがいた。毎日11時になると、希望者の部屋へ管理人室から電話をかける。
「もしもし、Mですが、こんにちは。お変わりはありませんか」と問いかけ、異常ナシの答えがあると、「今日も1日頑張りましょう」と言って電話を切る。
これだけのことであるが、1人住まいの高齢者にとって、どんなにか心強いことだろう。ボランティアは数名いて、交代で毎日行うとのこと。頭の下がる行いである。
この他にもお茶会が月1回開かれて、100円でお茶、お菓子が提供され、住民同士の親睦を図る場となっている。このようにして顔見知りになっておけば、いざという時、アンタ、ダレ?となることはあるまい。
私が植栽の手入れを時々やっているのも、ボランティア活動のひとつになるだろうか。1人でコツコツやることだから、活動なんて大げさな名称はない方が好ましい。
(玉麗)