冬支度

秋は急に寒くなることがある。

寝具の衣替えをしておかないと、ひと晩で風邪を引くこともある。

冬用羽毛ぶとんを収納袋から出し、充分ふくらませるためには陽に干すのが一番だが、南向きベランダには毎日洗濯物が干されている。

陽の光は日増しに弱くなる。

そこでベッドの脇にフンワリ畳んで置く。

こうしておけば、洗濯物の少ない日サッと出して、太陽に当てることができる。

夏用のシーツ、ふとんをベッドから引き剥がし、洗濯する作業も、この時期の主婦の大仕事である。

日本は四季があって風情のある国であるが、寝具においてはもっと工夫がないものかといつも思う。

着るものの衣替えは手早く出来ても、寝具の方はとても1日や2日で終わるものではない。

田舎ならともかくマンション暮らしでは、干す場所に頭が痛い。

カプセルでは狭すぎるが、寝室ごと各季節に合った空調を施せるようにすれば、この大変な作業が無くなるではないか、といつも思う。

もちろん今のエアコンでは全くダメで、もっとキメ細かく、各人に合った空気を作ることが出来るかどうかの問題ではある。

これってどの分野の仕事なのだろうか。

現代人にとって、眠りがいかに重要であるかについて熱く語り、かつ実行に向けて行動してくれる人が現れることを切に願いながら、天袋の毛布を引きずり下ろしている。

夏物をここへ収納する作業は、もはや私の非力な腕では無理なので、娘の帰宅を待つことにしよう。

(玉麗)

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