次々と瑞々しい花達の画像が届く。
息子夫婦の住む家のあたりもようやっと暖かくなってきたようで、そうなると今まで我慢していた蕾が一気にふくらみ開花する。
Aちゃんが送信してくれる写真の中で、花達が笑いさんざめいているように感じる。
ユスラウメがトップを切って咲き、なぜかこれには息子の気を引く何かがあるみたいで、彼からもメールが届く。
次にボタン。
赤とピンクがあり、この花には「咲き誇る」との言葉がふさわしい。
モッコウバラ、シバザクラも見頃になってきた。
今年は粒揃い。
シバザクラはよほど生育条件が合ったらしく、手入れもちゃんとしているようで、それはそれは見事にビッシリ花をつける。
1㎡にも満たない場所だが、今まで見たどこのシバザクラよりも綺麗だと、自分が作ったように自慢ができる。
少し遅れてルリマツリも咲くだろう。
近所でモッコウバラが瀧のように咲き揃っている。
その前にあるバイカウツギはモッコウバラが終わる頃、匂やかな花をおずおずと咲かせる。
まんまるの蕾が愛らしい。
今朝少しだけ草取りをした。
カラスノエンドウが繁殖して、放っておくと実の莢(さや)が弾け、そこら中この雑草だらけになってしまう。
オニノゲシ・オニタビラコも放っておいたら手がつけられなくなる。
綿毛や莢(さや)実を飛ばして増殖する野の草は、見つけ次第駆除しないと、本来の植栽がいつの間にか荒れてくるものだ。
いじってはいけない、とのお達しを無視してでも引っこ抜く。
花達にとっては救世主、草軍団から見れば恐ろしい敵なんだろうな、私は。
(玉麗)