冷蔵庫は壊れる前、大きな音を出す。
4〜5時間毎に、タッタッタッと50〜60回くらい繰り返すので、夜は目が覚めてしまう。
8月29日夕刻からそれが始まった。
翌日電気店へ出向き、31日に届いた。
31日朝、スリムが亡くなった。
タッタッタッ でよく眠れていない上に、スリムショック。
冷蔵庫が届き、テンヤワンヤしたなどが重なり、夕方、電池が切れたロボットのようになってしまった。
死んだように眠るとはこのことか。
朝まで1度も起きなかった。
朝起き上がるとフラフラする、
あ〜もうダメなのかも、と思ったくらいだ。
朝食も欲しくない。
お茶だけ飲んでぼーっとしていた。
ア、大丈夫かなと感じたのは、1時間くらいたってから。
小さなパンを焼き、ほうじ茶と飲んだ。
Kさんから届いたマスカットを口に入れたら、美味しいと感じた。
もう元気になるかも。
いつもなら4〜5日は寝込むところだが、夕方には食材を買いに出る力が蘇った。

最新式(?)の冷蔵庫は、今までのと使い勝手が違う。
扉が増えて、間違える。
今までは、放っておいてもパタンと閉まっていた扉は、ポンッと押さないと開いたままになる。
トリセツを読むのはうっとうしいが、ちゃんと頭に入れておかないと、せっかく節電タイプを選んだのに、これじゃあそうなっていないではないか。
表面ガラスなので、磁石でメモを貼ることもできない。
今は、慣れないことにウロたえて、そんな自分が腹立たしい。
スリムの、あの笑った顔を思い出そう。
(玉麗)